旅行記12日目(2013年4月12日)


 日記の日付を書こうとしてハッとする。あぁ、13日の金曜日ではないな、と気づく。昨年、麻酔科の研修中、13日の金曜日の仏滅にエホバの消化管穿孔が来たっけ。それからギネが緊急全麻カイザーぶっこんで来て、プロポフォールとエスラックスの封を切ったところで、

「やっぱり下から産ませます!」

とか言われて、薬が無駄になったっけ。当時は少し腹立ったけど、今ではまあいい思い出だ。それはいいとして。

 同室のカナダ人カップルはどうやらトレドに居ついてしまっているようだ。で、胡散臭げに見えたスペイン人夫婦は意外と(?)ちゃんとしてて、朝早くに出ていった。
 起きたら隣のベッドに外人さんが寝ていた。出ていく用意をしていたら、その外人さんが起きて私に何か言う。が、ものすごく訛りのあるスペイン語で何を言ってるのかわからない。
「No comprendo(わからない)」
と言うと、ケタケタ笑う。少しおつむの足りなさそーな感じ。

「俺、日本語分からんけど、中国語ならわかるよ。コニチハ、サヨナラ、アリガト、ニーハオでしょ」

とのこと。あー残念。愛想笑いをしてあげて、宿を出る。

 トレドからマドリッド、マドリッドからバルセロナへ。しかしバルセロナ行のバスに乗る直前、切符がどこかに行ってしまったのに気付く。確か、取り出しやすいようにポケットに入れたはずだが、どこを探っても出てこない。カバンの中を探っても、ない。どこかで落としてしまったようだ。。。しかもレシートごと。。。
 窓口で、「切符なくしちゃったんだけど」と言っても、やっぱりレシートがないと再発行ができないとのこと。

 くそ~! 31.27ユーロを無駄にしてしまった… 仕方ない、買うしかないが、次のバスは15:30発。14:00マドリッド発で21:00バルセロナ着の予定で、明るいうちにバルセロナに着けると思ったのにー!
 15:30のバスだとバルセロナに着くのは23:00ごろ。完全に夜やんけ、あーアホやわ私。

 新たに買ったチケットはくしゃくしゃになってもいいから、しっかり握っておいた。
 バス発車。1時間走って25分休憩、また2時間ほど走って15分休憩、みたいなのを繰り返して、バルセロナ着23:20ごろ。

 昨日からネットで目をつけておいたホステルへタクシーで向かう。ホステルに入る前に電話で確認する。

「部屋はあるか?」
「ある」

 しかし、受付まで行ったところで、受付のおねえさん、

「ごめんなさい、こちらの勘違いで実は今晩は満室なの、今からボスに電話で問い合わせるからちょっと待って」

とのこと。おねえさん、誰かに電話。そして

「あと10分ぐらいでボスが来るわ、ボスと話し合って何とかしてみるから、座って待ってて」

とのこと。約10分ほどして、ボスと思しき若いお兄さんがやってきた。お兄さんとおねえさん、しばらくあーだこーだと話し合い、こちらを見て、

「ごめん、やっぱり今夜は満床なんよ、うちのインターネット、タダで使っていいからほかのホステル探してくれる?」

と。時刻は0:00をまわったところだ。今から必死こいて宿を探さないと、今夜は野宿になってしまう!! それもこの、今いる宿から徒歩圏内で探さねば…(バックパッカーは金がないのでタクシーなど使えない) 
 これはえらいこったで。バスのチケット失くして、バルセロナ着が2時間も遅れなければ、こんなことにならんかっただろうに…

 ロケみつのさきちゃんみたいになっとる。でも、あれは番組。いざとなったらスタッフがどうにかしてくれる。しかし私はがちで一人…

 で、必死に宿を探すと、幸い歩いて行けそうなところに一つ見つけた。

私     「ありがと、何とかなりそうやわ」
お兄さん  「グッドラック、ところで今現金持ってる?夜中はクレカ受け付けてくれないところもあるから、現金用意した方がいいよ」
私     「あ、そうなんや。この辺にATMある?」
お兄さん  「たぶん」

というわけで、見つけた宿に向かう。何とか今夜の宿を確保。ほっとする。

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