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旅行記3日目(2013年4月3日)

 今日も5時に目が覚めた。身支度、日記、出納帳を付けて9時ごろ、遅めの朝食をとりに出かける。昨日目を付けておいたレストランだ。

 スペインに来て、まだ大して”ご当地グルメ”を味わっていない。朝食は”チュロス”にしよう。で、注文するとスキンヘッドのおっちゃんが、

「チュロスよりポロスの方がええよ」

という。写真を見てみると、ポロスとはチュロスを3倍ほどに大きくして、15cmほどにぶつ切りにしたものだ。

「どう違うの?」

と聞くと、

「ポロスの方がうまいで」

とおっちゃん。というわけで、ポロスとココア、サラダを注文。

 よく本場を味わう、とか、本場は違う、というが、一度として”本場”が”日本”に勝ったことはなかった。ベルギーのワッフルだって、本場は味がついてない、風味もない、チョコとかジャムを付けて食べるが、チョコとジャムの味がするだけ。
 今日のポロスも残念ながら味なし、ココアを付けて食べる。う~ん、ミスドのチュロスの勝ちだな、これは。まあいい、経験はした。

 今日やることは、telefericoというロープウェイに乗って、マドリッドの市内を見下ろすこと。teleferico乗り場の近くのDebod神殿に行くこと、メガネ屋に行ってメガネを作ること、Puerta del Solへも行く。

 telefericoはよかった。マドリッド郊外にはCasa de Campoという緑豊かなところがあり、そこまで連れていってくれる。telefericoの英語の案内には、

”マドリッド市内の大パノラマを”

と書いてあったので、そういうものかと思っていたが、こんな大都市のすぐ隣に広大な緑地があるということを知ることができた。

 そのあと、Debod神殿という1970年ごろエジプトからスペインに寄贈された大昔の神殿も見に行った。社会科見学の小学生らしき団体がいた。制服を着ていたが、私学だろうか。神殿から徒歩15分ぐらいのところに、学校がいくつかあったが、そこから来たのだろうか。

 街をぶらぶらし、Puerta del Solへ向かった。大広場だ。そこでレアル・マドリッドのファンとおぼしき人たちが集会を開いていた、何の集会かはわからんが、警官が巡回していた。

 ”金売ります、買います”

のプラカードが目立つ。そして、フィレンツェのシニョーリア広場周辺よろしく、そういう高級そうな界隈には、決まって偽ブランドバック、時計を売る黒人さんたちがいる。雨が降り始めたせいか、警官が近くにいるせいか、黒人さんたちは店じまいを始めた。

 Puerta del Sol周辺には靴屋が多かった。メガネ屋はないか、あった。店に入る。感じの良いおばちゃん店員が話しかけてきた。

店員「Hola, buenos dias!(こんにちは)」
私 「Hola, habla inglès?(こんにちは、英語は話せます?)」
店員「No(いいえ)」
私 「frances、italiano...(フランス語、イタリア語は...)」
店員「frances, si un peu(フランス語なら少し)」
私 「OK, mes lunettes sont comme ça, mais je suis une touriste. Pourriez-vous faire des lunettes pour moi?(OK、私の今のメガネ、こんなんなってて、でも今旅行中の身分なんだけど、ここでメガネって作ってもらえます?)」
店員「Oui(ええ)」

 というわけでメガネは旅行者でも作ってくれるとのこと。4日はかかるみたい。レンズの度はそのままでいいのであとは、フレームを選ぶのみ。スペインブランドの”Tous(トウス)”というのにした。フレームでいくつか気になったものを試着(?)してみるが、すべて外人顔仕様。私のようにひらぺったい顔にかけると、メガネが顔に張り付いたようになってしまうので、調整してもらった。
 店に入って30分ほどで用は済んだ。早い。
 
 地下鉄の駅に設置してある自販機に、日本の缶コーヒー”fire”にした缶飲料の絵が貼ってある。よく見ると、エナジードリンクのコーヒー味のようだ。買って飲んでみたかったが、小銭がなく断念。明日にしよう。

 ネットにつないでメールをチェックすると、フランスの友人Aからメールが来ていた。レティロ公園とソフィア王妃芸術センターには、ぜひ行けとのこと。明日行こう。

 今日もよく歩いた。20:30に就寝。小学生か、私は...

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旅行記2日目(2013年4月2日)

 空腹と人の動く音、トイレの水を流す音で目が覚めた。時刻は朝の5時。そうだ、シャワーを浴びようとシャワールームへ。誰も使った形跡がない。ラッキー、私が一番風呂(シャワー)だと思い、体を洗い、洗濯をし、体を拭く段階で気づいた。

 せまい…

 シャワー室2/3畳、脱衣スペース1/3畳、あわせて1畳ほど。これでは体の大きな外人さんには狭すぎる。私のようなチビの東洋人でさえ狭いと感じているのに…

 日没が遅いのと関係あるのか、緯度が高いせいなのか、身支度が終わり7:30になっても外は暗い。8:00になってようやく空が白くなってきたので、朝食をとりにホテル提携のレストランへ。
 レストランのおばちゃん。顔見た瞬間にわかる。絶対にスペイン語以外しゃべらないと。でも私はまだ十分にスペイン語が話せないので、イタリア語混じりのスペイン語でいくこととした。

おばちゃん「tostada?(トーストでいい?)」
私    「Si, e un caffè por favor(ええ、それとコーヒーもお願い)」
おばちゃん「Con marmelada?(ジャムも付ける?)」
私    「Si, marmellata de fresa, por favor(ええ、イチゴジャムでお願い)」

 食事が終わり、今日はやることが3つある。携帯電話を契約すること、3日間有効の地下鉄切符を買うこと、蝋人形館へ行くこと。
 ホテル近くの大通りGran Viaにケータイショップがいくつもあるとのことだが、フランス系のケータイ会社Orangeで契約することにした。ショップに入り、電話とSMSとネットができるプリペイドSIMが欲しい、と伝える。

「OKよ」

とショップのおねいさん。開線しようと試みるが、イントラネットがつながらず、開線できない。

「何とかしてみるから30分後に来て」

と、おねいさん。
 ショップの隣の量販店で時間をつぶし、スペイン時間にしては早すぎる、50分後にショップを再訪。

「ごめん、駄目だったわ」

と、おねいさん。暇つぶしをしていた量販店にもOrangeショップがあったのを思い出し、そこにも行ってみたが、やはりイントラネットが作動せず。

「すぐ隣にVodafoneがあるわ」

と、おネェ系のおにいさん。何とか自分ところの商品を売り込もうと頑張らずに、すぐに他社の商品をすすめるところが、日本人の常識と違う。これがラテン系のノリなのか。
 んでVodafoneコーナーへ行くと、やる気のかけらも見られないおばはんがダラ~っと座っている。

「この子、お願いね。できたら英語で」

とおネエさんはおばはんに言うが、おばはんはスペイン語のみしか話さないようだ。仕方がないので私の方が頑張る。

私   「Quiero usar il telefono, SMS y internet con una tarjeta SIM prepagada.(電話とSMSとインターネットが使えるプリペイドSIMが欲しいんだけど)」

おばはん「Si, passaporte, por favor.(あそ、パスポート見せて頂戴)」

パスポートを提示すると、いやそーにパスポート番号を入力。「Japon?(日本?)」と尋ねるので少し愛想よく、「Si(そう)」と答えても、ふ~んって感じ。

私   「Ahora, es disponible?(で、もう使えるの?)」
おばはん「Si(まあね)」
私   「Puedo usarlo hasta cuando?(いつまで使えるの?)」
おばはん「Seis meses(6か月)」

 聞かれたことを一つずつ答える、分りやすいっちゃ分りやすいおばはん。すぐにネットは使えるようになった。

 地下鉄の駅へ行って3日間有効切符を買おうとするが、よくわからない。すると、案内人らしきおっさんが近づいてくるが、この人もどうやらスペイン語しかわからないみたい。でも「billete, tres dias(切符、3日)」で通じた。機械を操作してくれ、切符を手渡してくれた。

 生煮えのコメを使ったイカ墨パエリアの昼食を済ませると、蝋人形館へ。切符売り場で並んでいると、やかましい中国人の団体がやってきた。そのうちの一人が横入りをしようとしていて、スペイン人たちは明らかに嫌そうにしていた。この人たち(中国人)と同じ人種と思われたくない、と思い、切符購入は100%スペイン語で頑張った。できた!必死になればスペイン2日目で出来るのだ。売り場の鬼瓦のような顔したおばちゃんがニッコリしながらGracias(ありがとう)と言ってくれた。

 蝋人形館の人形たちは歴史的人物、俳優、政治家など様々で面白かったが、印象に残ったのは闘牛と犯罪史関係の蝋人形たちだ。
 闘牛のシーンではマタドールが地面に倒れ、その眼を牛の角が貫いていた…もう一方では事故にあったマタドールの臨終を医師や関係者たちが確認するシーンで、全然闘牛のいいとこ見せてないじゃん! とツッコみたくなった。
 犯罪史関係では、拷問シーン、シリアル・キラーが死体をさばいているシーンなどかなりえぐいものばかりで、ハッと気づいたら、鑑賞しているのは私だけだった…蝋人形館の入り口に、「4歳以下の子供の入場禁止」と書いてあったが、この展示物では7歳の子供でも泣くだろうと思った。日本では何となくタブーとされていることは、とことん、特に子供の目から遠ざけようとする傾向があるが、スペインは違うのだな、現実は現実としてしっかり見せるのだな、と感じた一面だった。


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